生活保護以外の制度


生活保護の前段階の制度と考えられている制度として、生活福祉資金と生活困窮者自立支援制度があります。
生活保護の相談をした場合に、まずこの2つの制度を利用することを勧められます。

生活福祉資金

社会福祉協議会による貸付を行う制度です。
返済できる見込みがないと、利用できないなどの制限があり、利用が難しくなっています。

総合支援資金・生活費等の貸付
・借家の敷金、礼金の貸付
福祉資金・生業を営むための貸付
・就職の支度に必要な経費の貸付
・緊急小口資金
教育支援資金・高校、大学入学ための貸付
・高校、大学の学費の貸付



緊急小口資金

緊急の事情がある場合、生活福祉資金貸付で、10万円以下の額を借りられる場合があります。
例えば、生活保護の申請をしたが、受給決定までの生活費が無い場合に、貸付を受けられる可能性があります。
ただし、生活困窮者自立支援制度を利用することが貸付の前提条件となりましたので、役所での確認が必要です。


生活困窮者自立支援制度

一定の期間、金銭の給付を行ったり、一時的な宿泊施設を提供する制度です。

住居確保給付金の支給家賃のための金銭を給付
就労訓練事業働くための訓練をする場所を提供
一時生活支援事業一定の期間、宿泊施設を提供
※医療費は支給されません